ゴンドアートはゴンド諸民族と呼ばれる先住民によって描かれたものです。ゴンドという言葉はドラヴィダ言語で「緑の山」の意味を持つコンドが由来なのだそう。ところで皆さんはインドの先住民と聞いてどんなイメージを持たれますか？インドには今でもアディヴァシと呼ばれる原始的な暮らしをしている人々が１億人以上存在します。彼らの信仰は"自然の八百万の神々と共に生きる"こと。ゴンドアーティスト達は絵を通じて、自然の神々に対する畏敬の念と感謝の気持ちを表現しているのだそうです。八百万信仰は古い日本人の信仰と共通していますが、近代化した日本では忘れ去られつつある信仰ですね。今でも祈りと自然の中で生きるゴンド部族の描く絵は、私たちが忘れてしまった、自然の恩恵によりもたらされる生命の力を思い起こさせてくれる力強い作品です。"聖なる鳥"は女性ゴンドアーティストとして活動の場を広げているチョティ・テカン氏の作品。絵のみ縦27cm×横37cm額縁にお入れしてお届けします。ーインドの田舎に住む女性達は、日本に住む私たちには想像出来ないくらい過酷な環境の中で生活している人も多くいます。この絵画の売上げ金10％はインド人女性達の芸術保護のために寄付されます。ー